2022年度

 広島県勤労者山岳連盟主催の第4回初級登山学校は、2022年4月11日(月)に二葉公民館で開校されました。同日は、開校式と香川講師から「登山の服装・装備」、18日には安達校長から「登山の魅力と山の歩き方」の講座が行われました。
 24日(日)には、初回の実技登山が武田山で実施されました。小雨の降るJR下祗園駅前に集まった受講生15人とスタッフ8人が出発する時分には、雨も止み、雨具の着脱訓練も出来、和気あいあいと気持ちの良い山行を楽しみました。
 初級登山学校は、6月12日までの期間にそれぞれ3回の机上講座と実技登山が行われます。
 今後、机上講座は、「地図の見方」(講師:西田)、「天候判断」(同:滝)「登山計画立案と安全確保」(同:安達・吉田)を予定しています。実技登山は、「安芸の小富士」(5/15)、「高城~蓮華寺山」(5/29)と「宮島弥山と修了式」(6/12)を計画しています。
 初回の自己紹介では、「新しい趣味として登山を学びたい」、「初心に返って登山知識・技術を学びたい」などのほか「クライミング希望」「山城を巡りたい」はたまた「爬虫類が大好きでトカゲを飼っている」などバラエティーに富んだ発言が続きました。今後がますます楽しみな第4回初級登山学校受講生の皆さまです。

 第4回初級登山学校は、5回の机上講座と4回の実技登山を終えて、6月12日(日)に 受講生18人と講師・スタッフ9名が参加して、最終実技登山と修了式を実施しました。
 当日は、宮島弥山を博打尾根から弥山・駒ヶ林を登り、大元公園まで周回しました。 その後、etto宮島交流館で修了式を行い安達校長から修了証書を受け取りました。 受講生の出席率は高く、9講座・登山すべてに出席した皆勤賞が7名で、1回だけ欠席の 精勤賞が8名でした。全体の出席率は86%でした。
 今後、より多くの修了生が、県連の仲間として、共に山行を楽しめることを期待してい ます。

 講座「夏山の気象」を6月18日(土)に実施しました。参加者11名。
 講座の前半は、雲の種類、高度・気圧・温度の関係、そして雲のメカニズム、日本の地形と天気の関係、前線等、広範囲な内容でした。
 後半では、季節の変化・気象の変化はなぜ起こるのか?という視点から、大気の大循環、高層天気図、そして天気図と実際の天候について、 さらに山で雷に遭った時の対処方、天気予報に関する情報をネット検索する方法も学習しました。

県連ステップアップ講座
登山アプリの活用「カシミール3D&ジオグラフィカ」を開催
(2022/10/15)

 10月15日(土)に東区牛田公民館で滝講師による登山アプリ活用のステップアップ講座「カシミール3Dとジオグラフィカ」が行われました。参加者は18名でした。
◇ジオグラフィカ:地図データー入手、現在位置表示、歩いた軌跡保存、GPXデーターのインポート・エクスポート、音声表示、その他。
◇カシミール3D:地理院地図の表示、地図画面のプリント、軌跡の断面図、GPXデーターの編集、などの説明がありました。

 本年度第2回県連初心者クライミング講習会を10月23日(日)に、天応烏帽子岩山で参加者6名で開催されました。
 午前中はナメラ岩で初心者向けの初歩的なクライミング(ハーネスの付け方、ロープの結び方、三点支持、手足のホールドの種類、トップロープによる登下降など)を行い、昼食後、銀座尾根岩稜から烏帽子岩を経由して頂上へ、小休止の後、北方の391mのピーク「上山」を経由して全員無事下山しました。基本的な歩き方の講習、展望の良い岩稜歩きやスリルあるクライミングが好評でした。

 11月12日(土)、牛田公民館において、13時から16時の3時間、香川佳久講師による「冬山気象」の講座が15名の参加で開かれました。
 西高東低の気圧配置、冬型気圧配置と天気変化、南岸低気圧接近から冬型への移行、爆弾低気圧、二つ玉低気圧 等、冬山の天気に関係する項目の解説。また、難解な高層天気図の見方をわかりやすく解説頂きました。 その後、観天望気では、雲の種類と天気の関係を天気図、気圧配置図、高層天気図を織り交ぜて、雲の動き、天気の変化などを見比べながらのリアリティある講義をして頂きました。

 11月19日(土)にナチュラルライフセンター(広島市牛田公園)で15名が参加してハイキングレスキュー講習会が開かれました。2019年の安全登山講習会で柳川憲一(外科医)先生に指導していただいた内容を現場場で実践的に体験し、身に着けるために実施しました。

  1. 事故発生から救急隊に引き継ぐまでの流れの確認(意識・呼吸の確認、救助要請)
  2. 意識がないときの回復体位(頸椎損傷を意識した対応)
  3. 直接圧迫止血法(穴あきペットボトル洗浄、弾性包帯で圧迫)
  4. 捻挫・骨折の固定法(テーピングテープ、三角巾等の活用)
  5. 蜂や毒虫に刺されたときの対応(ポイズンリムバーの利用)
  6. 緊急時(低体温症など)の対応(ツェルトを利用したフォーストビバーク)

 2022年度県連救助隊クライミングレスキュー訓練を窓が山周辺で11月27日(日)に行った。参加者14名。
 午前中は窓ヶ山憩いの森第2駐車場で(1)確保からの自己脱出のフロー(2)宙づりからの自己脱出のフローを実施した。 午後は第二スラブへ移動し、1/3引き上げシステムとランヤードの振り分けによる引き下ろしの実践訓練を行った。

 2023年3月26日(日)10:00~12:00 に広島市中央公民館で第48 回定期総会が開催されました。
 冒頭に十方山滑落事故犠牲者へ黙とうを捧げたのち、総会は議事に入りました。
 「平和であってこそ登山を楽しむことができます。共有財産である日本の自然豊かな山と登山文化を継承するためには、平和な社会が必要です。 コロナ禍で活動が停滞する中、各会の努力と登山学校の開催などで、広島 県連 は会員数を増やすことができました。 若い会員の死亡という痛ましい事故がありました。安全登山に向けて活発なご意見をいただくようお願いします。」と会長の挨拶で始まりました。
 大藤さんが議長に選出されて議事が進められました。
 議案は全て満場一致で可決。役員改選は、理事会推薦の役員候補者について、信任投票を実施し、全員が信任されました。